エム施工株式会社

Method 人目には触れない「基礎」こそ一番大切な場所。 「見えないこだわり」を持つ一貫した方針がエム施工の根っこです。

地中熱エコライフ

地中熱の有効利用でライフランニングコストを下げる新しい暮らしのご提案
エム施工だからできる地中熱エコライフのご提案

そもそも「地中熱」って?
地中熱とは、地表からおよそ地下200mの深さまでの地中にある熱のこと。このうち深さ10m以深の地中温度は季節に関わらずほぼ安定していて「夏は外気温より冷たく」「冬は外気温より暖かい」性質を持っています。
「地中熱利用」とは?
この安定した熱エネルギーを地中から取り出し、冷暖房や給湯、融雪などに利用することです。ヒートポンプシステム、空気循環、熱伝導、水循環、ヒートパイプなど利用用途に合わせて主には5つの利用方法があります。
その中で、設置環境に幅があり効率的なことから、昨今では地中熱ヒートポンプシステムの採用が全国的に増えてきました。
地中熱のメリットグラフ

地中熱ヒートポンプシステムの特徴

地中熱交換器による採熱・放熱

地中熱ヒートポンプシステムの中で普及率80%以上を締めるのがクローズドループ方式。
システムは下記の3つから構成されています。
●地中熱交換器(Uチューブ)
●地中熱ヒートポンプ
●室内機

地中熱交換器は設置スペースが小さくても設置可能であり、深さ数10〜100m程度に掘削したボアホール(縦穴)にUチューブという地中熱交換器を挿入するものです。
その深さは熱負荷に応じて必要総延長(深さ×本数)を決めて施工します。

ボアホール掘削 Uチューブ Uチューブ挿入 地中熱ヒートポンプ
HeatPumpの仕組み図

地中熱利用で得られるもの

地中熱ヒートポンプから得られる大きなメリット

省コスト「電気代と燃料代の削除 ヒートポンプは利用側と熱源の「温度差」が小さいほど、
電気エネルギーの投入が少なく済みます。
だから大幅な省エネ効果が期待できるのです。

ライフランニングコストの大幅削減

空気熱源ヒートポンプを地中熱ヒートポンプシステムに切り替えた場合のランニングコストをオフィスビルについて試算すると、年間の電気料金は25%削減が見込まれます。また暖房や融雪利用における油焚ボイラーの場合は、燃料代と電気料金の合計で50%削減が見込まれます。

東京都内のオフィスビルに設置された地中熱ヒートポンプの電力消費量の実績によると、空調機器更新前の3年間と更新後の月別消費電力量を比較したところ、年間49%の削減が確認されています。

年間電気料金

夏に効果発揮!

また、月別の削減量を見ると暖房に比べて冷房での節電効果が高く、特に6月〜9月の節電率は69%となっています。

冷暖排熱を外に出しません

ヒートアイランド現象の抑制

冷暖排熱を外気に排出せず地中に戻すのでヒートアイランド現象を抑制します。また石油やガスを持ちいないので、CO2削減効果も期待できます。まさに今ある地球のエネルギーをそのまま使う、クリーンなエネルギー活用です。

身近なエネルギー、地中熱のある生活

その街だけ「電気使用量が低い」「雪が積もらない」…そんな発想

付加価値の高い土地づくり
エコタウンの実現も可能です

宅地分譲地などは計画段階から地中熱導入を考えることで、地域レベルで省エネ、省コストの住環境を実現することが可能です。住宅が出来上がってしまってからの導入に比べ、その作業性から導入コストを抑えることができるだけでなく「ライフランニングコストの低い街」として分譲地としての付加価値を高めます。そのエリアだけ電気使用量が低く夏も涼やか。雪もすぐ消えるクリーンな街。そんな街づくりを計画することも可能です。
都市開発、地域開発を考える時に地場の自然エネルギーを有効活用する時代と言っても過言ではありません。

地中だからこそ…の展開効果

地中熱は無限のエネルギーと言えます。その応用例は多岐にわたります。例えば豪雪地域ではロードヒーティングで融雪効率を高めたり、農村地域ではビニールハウス内に安定した基礎熱源を低ランニングコストで供給することが可能になります。地中熱利用は個ではなく、地域で考えることで一掃の価値を創り出すエネルギーです。

地中熱利用への助成事業(環境省)

環境省では、地下水・地盤環境の保全に配慮しつつ地中熱利用の更なる普及促進を図ることを目的として「地中熱利用にあたってのガイドライン改訂版(平成27年3月)を取りまとめホームページで公開しています。また「導入支援」「計画策定支援」として助成事業を行なっています。

地方公共団体、非営利団体、営利団体を対象に展開されており、1/2から2/3の導入費補助が見込まれています。 弊社でも申請のサポートなどお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

環境省報道発表資料「地中熱利用にあたってのガイドライン改訂版」
http://www.env.go.jp/press/100824.html

国土交通省「官庁施設における地中熱利用システム導入ガイドライン」
https://www.mlit.go.jp/common/001016159.pdf

地中熱利用への取り組み

私たちが「地中熱利用」に取り組むことには意味があります。
地中熱利用のための施工現場はいわば地中です。そして完成してしまえばおそらく二度と目にすることはない現場なのです。
私たちエム施工株式会社が創業期より大切にしてきた思い。
それは全ての人が、街が、環境が豊かであること。その礎となるのが 私たちであり、完成後には人の目に触れることのない礎にあえてこだわり大切にする。

工事概要